映画感想 -『Flow』

Flow - Official Trailer youtube.com

想像以上に面白かった!
全動物好きは絶対楽しめる。
細部の違和感を抜きに、わちゃわちゃしている動物たちが可愛すぎて満足感あります。

自分なりに考察したことをネタバレ全開でまとめてみます。

もくじ

ICOやStrayの系譜を感じる

色合いや世界の描写方法は、ICOやワンダと巨像、人喰いの大鷲トリコを彷彿とさせる。世界観はTOKYO JUNGLEやStrayを思わせる終末感。

猫の動きはそれらの更に上をいきます。しなやかさや研究された表現がずっとみていても飽きない。不満があるとしたら耳を伏せる動きくらい。

それぞれの動物の〇〇っぽさが存分に表現されていますね。
犬グループだけ、なんか頭悪く描かれているように感じたけど、犬に恨みでもあるのか?

あの洪水のような現象はなんだったのか

一番の疑問は、徐々に上がる水位と一気に引いた水の謎。

最近三体とか、宇宙ものの動画をよく見ている影響で、私はなんらかの天体による「引力の影響」だと推察します。鳥の昇天するシーンはキャトラれているようにも見えなくないしね・・・(苦しい)

あの洪水は、繰り返されているという見方もあるようなので、今までも似たようなことがあったが、今回の洪水は今までより引力の影響が大きく、過去最高潮の大潮(猫が住んでいた家を飲み込むレベル)になったのかなと想像します。

他の感想記事で「ポロロッカ」っぽいというのを見て、初めてその現象を知りました。
アマゾン川での現象ってのもなんだかそれっぽいですね。

ポロロッカ - Wikipedia ja.wikipedia.org

なぜあの場所にあの動物たちがいたのか

カピバラが出てきたのと、マチュピチュっぽい空中都市が出てきたので、南アメリカあたりの話なのかと思ったのですが、ワオキツネザルはマダガスカルの固有種だし、鳥はヘビクイワシに似てるけどヘビクイワシはアフリカだし、架空の世界の話ではあるけど生態系が気になります。

・・・今どき人間がいるところには動物園があって、カピバラもワオキツネザルもいるので、野生種ではない可能性の方が高そうですよね。

犬は犬種がまちまちなのでそれぞれに飼い主がいたと思います。
猫もあの家で飼い主と住んでいたと思う。

人間だけなぜいなくなったのか。核戦争とか病気の蔓延とかだと、ペットたちだけが無事生きているのが謎なので、ペットを連れて行かないような一時的な避難からの一斉消滅、もしくはなんらかの思想操作の一斉自殺でも説明できるかな?
そんな感じで人間だけが突然いなくなったように思います。

あと謎なのがシロナガスクジラに似たファンタジークジラ。
ヘビクイワシも本当は黒と白のツートンカラーなのが白一色になっているのでファンタジーではある。となると、クジラの造形によってあの世界が今の地球とは違うということを示唆している?他の感想ではクジラは猫の妄想説を唱えている人がいたので、他の動物に見えていない可能性もある。

MBTIに当てはめて行動考察

最近MBTIにハマったので、各登場キャラごとに当てはめてみます。

■ 猫:INFP(仲介者)
独りを好んでいるようで実は人恋しい。自分の価値観で行動するので、判断が遅れることもあるが、いざという時はちゃんと行動できる。
仲間の存在に慣れてワオキツネザルの尻尾で遊んでみたり、狩りをやってみようと思い立ってたくさん魚をとって仲間に分けるのも、成長の描き方としてとても良い。
キャットミーツバード!猫から鳥は、どんどん信頼できる特別な相手になっていったと思う。

■ 犬(ゴールデンレトリバー):ENFP(運動家)
ESFPと迷ったけど犬の中では秩序があるような気がしたのでNタイプで。
活動的でその場を楽しめ、みんなを巻き込むコミュ力。猫が家にいるときに一緒に行こうと誘ったり、仲間達を助けてほしいと鳥に訴えたりと、お調子者だけど周りを見ることができる。なんでも興味津々でみんなに迷惑がられていたけどめっちゃ可愛かった!

■ 鳥(ヘビクイワシ):ESTP(起業家)
Jっぽいところもあるけど総じてESTPっぽいかなと思います。
鳥から猫は完全に恋だと思うよ。鳥はパートナーに一途になるし。
最初に猫がつまづいた鳥がこの鳥ってことでいいんでしょうか?そこから猫を船に届けたのと魚をあげようとしたのも同じ鳥だとすると、気にしすぎで可愛い。仲間以外にはちょっと冷酷なのもESTPっぽい笑

■ カピバラ:ENFJ(主人公)
カピバラの包容力と動じなさはENFJの貫禄!ワオキツネザルの勧誘シーン感動した!
そんな支えてくれたリーダーを最後にみんなが助けようとしたのもめっちゃよかったです!
カピバラは群れで過ごす動物だから、どんどん仲間が増えて内心嬉しかったのではと思う。

■ ワオキツネザル:ISFP(冒険家)
こいつが一番キャラ掴みづらいけど、マイペースさと美的センスにうるさく、部屋が散らかっているところでISFPに。
みんなの危機をよそ目に一人だけ仲間のところにいく薄情者!でも一人マイペースに行動しているところが微笑ましい。

そんな寄せ集めたちが最後の方では一箇所にまとまって寝てるシーンよかったです!可愛すぎた。

ラストシーンについて

私はクジラは実在説です。
今まで海の動物は困ってなかったけど、水が引いたことで逆に海の動物が困る世界になってしまった。猫が水溜りに覗き込んで仲間達も映ったとき、それぞれ種族が違うけど、それぞれの良さがある、というメッセージに見えました。

クジラの前の鹿たちが駆けていくシーン、あそこに鹿があんなにいるのは流石に破綻している気がする・・・ループを象徴しているだけで深く考えてはいけないのかもしれません。

そんなこんなでめちゃくちゃ楽しめました!
動物好きじゃない人は退屈なのかもしれないけど、ハラハラしっぱなしでアクションとしても面白かったです。音響は低音がデカすぎると思いますが!

何度も見たい名作だと思います。猫かわいい!!

白蛇と泡のイラスト

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