大絶滅好きが大絶滅展に行ってみた

この前の日曜日に、念願の大絶滅展に行ってきました!

特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」 daizetsumetsu.jp

エンタメというよりは学術寄りの展示でした。

生物進化の予備知識があるとより楽しめる展示だったと思います。
カンブリア爆発から現代までを歩きながら体感できて、とても壮大でした。
化石ってすごい。

私が感じた見所を感想を交えて紹介してみます!

1:通常絶滅と大量絶滅の見せ方が良い!

いかんせん人がたくさんでよく見れなかったのですが、生き残る化石の量の表し方がわかりやすくて、開始直後にちょっと感動でした。

2:各時代の風景画が良い!

ポストカード全種類買いました。その時代ごとの海の中と陸地の風景が今まで掴めていなかったので、イメージできて素晴らしいアクセントでした!

カンブリア紀の海を泳ぐアノマロカリスのイラスト
各時代の風景画(カンブリア紀の海)

3:三葉虫の絶滅の系譜

展示を見始めてまず勉強になったのが、様々な三葉虫と共に張られた絶滅系統図でした。

三葉虫の絶滅系統図のパネル
三葉虫の絶滅系統図

三葉虫がどこで絶滅してしまったのかをイマイチ掴めていなかったので、わかりやすくまとめてくれて嬉しかったです。

実物の化石も観察しやすくて面白かったです!

O-S境界を生き残った三葉虫の実物化石の展示
O-S境界を生き残った三葉虫たち

4:ハルキゲニアと脊索動物の化石

有名なハルキゲニアの化石が初めて見られて感動しました。
脊椎動物の祖先の脊索動物で有名なピカイアも小さくてさっぱりわからんでしたが感無量です。

ハルキゲニアの化石
ハルキゲニアの化石
脊索動物ピカイアの化石
ピカイア(真ん中の黒い石)

5:立派なウミサソリ

2mを超える巨大なウミサソリの化石のレプリカは圧巻。
ウミサソリってこういう形をしていたんだ、と勉強になるし、めっちゃかっこいいです。

巨大ウミサソリのレプリカと復元模型
巨大ウミサソリのレプリカ

6:積もった初期の植物

植物だと思ったらウミユリだった!でかい化石はやっぱりすごい。

デボン紀に入るまでの植物はまだ根も葉も持たない植物だったそうです。
その後の植物の進化過程も見ものです。

ウミユリの大型化石
植物かと思ったらウミユリ

7:思ったより小さいアノマロカリス

カンブリア紀の代表として大きく描かれることが多いので、勝手に大きい生き物だと思っていました。
小さくて完成された造形でかわいい!

アノマロカリスの実物化石とレプリカ
実物のアノマロカリス

8:ダンクルオステウスとヤスデやばい

あのダンクルオステウスのレプリカと実物化石感動しました。これぞ大絶滅展ですね!

ダンクルオステウスの頭部レプリカ
ダンクルオステウスの頭部レプリカ

大きな魚って何故か動物より怖い。
海の広さを考えてしまいます。白亜紀エリアのデカい魚の実物化石も良かった!

あとデカヤスデの模型は虫嫌いにはヤバすぎですね。
ヤスデ好きだから嬉しかったです!

アースロプレウラの実物大模型
アースロプレウラ(デカヤスデ)の模型

9:各境界を示す断層が印象的

P-T境界(ペルム紀末)の地層は、わからないなりに恐怖を覚えました。

そしてK-Pg境界の堆積物は圧巻。こういうのが、企画展の良さですね。

P-T境界の地層標本(中国・煤山セクション)
P-T境界の地層

10:ぐるぐるのサメの化石

有名なヘリコプリオンの実物の化石も見れて感動しました。マジで意味わからんすぎる!

ヘリコプリオンの渦巻き状の歯の化石
ぐるぐるのヘリコプリオン

11:小さいたくさんの動物が重なった化石

フズリナ類ってのは初めて知りました。
たくさんの生き物が生きていたんだと、当時の環境を想像できるような気がして興味深かったです。

フズリナ類がぎっしり詰まった化石
フズリナ類がぎっしり

12:有羊膜類になる前の化石

最古と言われる陸上植物食脊椎動物の化石は、よくわからなかったけど感動しました。
生物史を感じる!

ディアデクテスの頭骨化石
ディアデクテスの頭骨

13:そして単弓類の化石!

待ってました単弓類!単弓類(哺乳類への系譜)の頭は穴が少なく、双弓類(爬虫類や恐竜)の化石は穴が多いことを今回の展示で実感しました。

単弓類の全身骨格レプリカ
単弓類の全身骨格

14:ウタツサウルスの化石

日本の展示として誇れますね。宮城県出身としても単純に嬉しい。

大きなレプリカ化石って、ロマンがあって興味深いです。

ウタツサウルスの部分骨格(実物)
ウタツサウルス(部分骨格・実物)

15:足跡の化石も好き

そこに何が立っていて、歩を進めたのか想像してゾクゾクします。

足跡の化石スラブ
足跡の化石

16:ワニ類はイカつくてかっこいい!

恐竜と並んだでっかいワニ類の化石は、鼻の穴の位置が現生のワニと違うらしいです。

大絶滅を乗り切ったワニ先輩マジパネェっす。

恐竜と並んで展示されたワニ類の骨格
恐竜と並ぶワニ類の骨格
ワニ形類の全身化石
ワニ形類の全身化石

17:各時代のアンモナイトの化石

アンモナイトはデボン紀には出てきてたけど、大繁栄するのはジュラ紀だそう。

化石の残りやすさが他の生き物と段違いなんだろうけど、古生代は三葉虫の時代、中生代はアンモナイトの時代なんですね。

白亜紀末のアンモナイトの化石群
白亜紀末のアンモナイトたち

18:被子植物の誕生が本当に遅い!

噂には聞いてましたが、本当に被子植物(花を咲かせる植物)は白亜紀に出てきて、展示の中でも最後の方に出てくるのでびっくりです。それなのに多様性が凄すぎますね。

白亜紀末の被子植物の葉の化石
被子植物の葉の化石

19:カメ様!

化石のカメ様が何故か他の化石より悲しさ感じたのは、ほぼそのまま残ってるからですかね。さすが骨格でできた甲羅。

カメ様もワニ先輩と並んで、白亜紀から生き残ってきたソルジャーだったんですね。
カッケェっす!

バエナ類(カメ類)の全身骨格
バエナ類(カメ類)の全身骨格

20:トリケラトプス、マジででかい

ティラノサウルスのレプリカよりトリケラトプスの方がデカくて怖かったです!
でも可愛い!造形素晴らしい!

ティラノサウルスの頭骨レプリカ
ティラノサウルス(頭骨)
トリケラトプスの頭骨
そしてトリケラトプス。デカい

21:大きくなる哺乳類

この流れで哺乳類の化石をみると、歯の形が独特に思いました。
馬への流れがかなり見応えあります!

マメ科のおかげを実感しました。

マメ科の化石と哺乳類の頭骨の展示
マメ科の化石と哺乳類の頭骨たち
ウマ科の足の進化を示す骨格の列
ウマ科の足の進化

22:化石を含んだ置物やお皿やばい

モロッコやばいですね。化石と共にある。

普通の石の中にも微生物の化石が入ってるんだから、見える大きさの化石だって別に特別なものじゃないのかもしれません。

化石を含んだモロッコ産のお皿
化石を含んだお皿(モロッコ)

23:三葉虫の行列?

ただ溝を通っていただけなのか、行進していたのか、研究が待たれます!

アンピクスが列をなす化石
アンピクスの行列

24:最後のステラーダイカイギュウが大怪獣すぎる

だが歯がない!面白い動物です。

最後の最後で迫力あってマジで見応えあります。

ステラーダイカイギュウの実物骨格と壁画
ステラーダイカイギュウの実物骨格

25:楽しみで仕方なかった図録、教科書だった!

半分この図録を買いに行ったようなもんでした。

生物進化を絶滅視点で読みやすくまとめてあってほんとタメになります!

図録を読み解きながら下記の記事の内容を確認すると、オルドビス紀の絶滅理由がデボン紀と混在しているような気がします。それ以外はちゃんとまとめられているような気がします!

ヒトへの進化を妄想する 前編 - 地球カレンダーで見る哺乳類への軌跡 宵と泡沫

地球の歴史とか、生物進化に興味がないと、かなり専門的で難しいし、各時代の変化が分かりづらいかもしれません。
各専門用語の補足がもう少しあった方が初心者にも優しいかなと思いました。

でも、大絶滅好きとしては、貴重な資料を専門家の解説付きで見ることができてとても満足です!

今の時代、ネットに情報は溢れていますが、ビッグファイブを体系的に調べてみようと思っても中々難しいです(下記の記事を書くときに体験済み)。

少しでも生き物に興味のある人は、この図録はまじ貴重なので、買いに行きましょう!

白蛇と泡のイラスト

about うたかたについて

これまでのこと、すきなもの、この場所で綴っていきたいこと。よかったら、のぞいていってください。